「高等霊長類はもともと水が嫌いである」という話を以前お聞きしました。水を怖がるのですって。

 冬になると大人でも皮脂欠乏性湿疹の方が増えます。膝から下や肩などがかさついて痒くなり、湿疹病変ができる。美夏Dr.もすぐ乾く。

 冬になると普通の屋外の空気も乾いているうえに、エアコンでさらに湿度を下げ、寒いからお風呂の温度を高くし、長めの入浴をしてしまいがちです。小さいお子さんには、肩までお湯にちゃんと浸かって10数えてなんてしていませんか?
 かわいいお子さんなので、さらに毎日のようにタオルやガーゼに石鹸やボディシャンプーを使って、磨きたてていませんか?

 皮膚は垢となって落ちる前の角層と皮脂で覆われて、本来身体を守るバリアをさらに補強しています。このバリアを壊さないように、身体にもともと備わっている外の環境から身を守る仕組みを大事にするように、していただけたらなと、いつも感じています。
 最初の文に戻りますと、生物として身体を考えた場合に、毎日高い温度のお風呂に入り、身体を洗いすぎるのはナンセンスだということです。

 私たちは(成人であれば化粧も含め)、生活習慣でわざわざ身体本来に備わっている恒常性を壊しています。
 特に小さなお子さんは、それを避けるすべを持ち合わせていません。どうぞ子供さんが、「熱いよ、早くお風呂出たいよ」と言っているのに、あと10数えてねとか、むやみに磨くように洗いたてるのは止めてくださいね。

 以前の記事を再掲しておきます。
1、お風呂はぬるめのお湯で短い時間にしましょう
2、身体を洗うには、香りのない余分な成分の入っていない石鹸を手のひらで泡立てて
3、ナイロンタオル、ボディブラシは避けて、手のひらで優しくなでるように洗ってください。
4、背中も手のひらで洗うと、肩関節も柔らかくなって、一石二鳥です。
5、お風呂からあがったら、タオルで押し当てるように軽く拭きましょう。
6、乾きやすい人は、ここで保湿剤を。かぶれないお好みの乳液やクリームを。価格の高いものよりも、返って値段の安い余分なものが入っていないものをお勧めしています。

posted at 2007/02/14 10:44 | kojitomika |
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