インフルエンザの最近のブログ記事
1, 感染予防対策
帰宅後は手洗い・うがい を日常的に行うこと .
手洗いは石鹸を用いて最低15秒以上行うことが望ましく、洗った後は、清潔な布やペーパータオル等で水を十分に拭き取ること .
感染者の2メートル以内に近づかない ようにすること .
流行地への渡航、人ごみや繁華街への不要不急な外出を控える こと .
十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとり、規則的な生活をし、感染しにくい状態を保つこと .
特に高齢者、乳幼児、慢性疾患を持つ方など、感染により重症化する可能性のある方に配慮すること
2, 感染が疑われた場合は?
発熱・咳・全身痛などインフルエンザと思われる症状がある場合、事前連絡なく近くの医療機関を受診すると、万が一、豚インフルエンザであった場合、待合室等で他の患者さんに感染させてしまうおそれがあります。
まず、多摩府中保健所 (TEL 042−362−2334) に連絡し、東京都が指定する医療機関(発熱外来)を受診してください。国・東京都や多摩府中保健所、市からも情報が提供されますので、随時チェックするようにしてください。
3, 問い合わせ先
. 厚生労働省 TEL 03−3501−9031
. 東京都福祉保健局 多摩府中保健所 TEL 042−362−2334
. 夜間は、東京都保健医療情報センター「ひまわり」 TEL 03−5272−0303
武蔵野市でも臨時電話相談窓口を近日中に設置する予定です。武蔵野市からのメッセージは こちら
武蔵野市役所 健康福祉部 健康課 電話番号: 0422-51-0700 FAX番号:0422-51-9297
幸いH1N1型で,毎冬流行するAソ連型と同じタイプなので、被害は懸念されていた鳥インフルエンザのH1N5型よりも少なくて済むかもしれません。
しかし、今までに流行ったタイプとは異なる新型インフルエンザの可能性が大です。その病原性(このインフルエンザに罹った場合にどのくらい重症になりうるか)については今のところ分りません。
すでに、米国、ニュージーランド、メキシコで感染患者が出、欧州でも感染疑いで検査中とのことです。日本に入り込むのも時間の問題でしょう。
対策として、今のところタミフル、リレンザは有効と米国疾病対策センターでは推測しています。
早期の診断と治療で大流行にはならないだろうと私は思います。 つまり4000万人死んだといわれるスペイン風邪(これもH1N1でした)よりは、流行の規模は小さいでしょう。
今後の流行状況に注意を払い、適切な予防策を知っておくことはとても重要です。
マスク、手洗い、人混みを避ける、流行時は外へ出ないなどが基本的な対策です。 個々の対策だけでは不十分です。行政が有効な対策を立てて、実施することがが必要です。
今週になって、武蔵野市でもインフルエンザ感染患者数が急増しています。
最近のA型ウイルスの特徴として、昨年と違ってタミフルに耐性の株が増えています(B型はまだ感受性あり)。
A型インフルエンザ感染の早期治療では、タミフルに変えてリレンザでの対応は可能ですが、インフルエンザワクチン接種で予防するのが最も確実です。そして、経済的にも安上がりです。
しかし、ワクチンで100%感染をブロック出来ない事も承知しておかなくてはなりません。ワクチン接種での予防効果は80-90%と言われていますが(濃厚なウイルス暴露では感染することがありますし、免疫能の低下した方もいるため)、接種後仮に発症したとしても、症状は軽く治りも早いで是非早急のワクチン接種をお勧めします。
1月末から2月にかけて、インフルエンザ発症は急増するのが通年の傾向です。 ワクチンを接種して、抗ウイルス抗体が産生されるのに7-10日かかりますので、早期のワクチン接種を勧めるのはこのような理由からです。
昨年の記事のなかで 「インフルエンザに推奨される漢方薬」 は こちら
「インフルエンザとマスクの選択」は こちら 「咳エチケット」は こちら
そうそう、東京都は15日インフルエンザ注意報を出したそうですよ。先週のコンサートホールでは咳をしている人はお見かけせず、今年はあまり流行らなくてすむのかと思っていたのですが。
今年の冬は、地球温暖化はどこへ行ったのというくらいに寒いですね。東京でも日陰には数日前の雪が残っているのを昨日拝見いたしました。びっくりーーー。
筑田Dr.は、週末花粉症で具合が悪いと、苦しそうでした。
いつもは美夏Dr.の方が余程花粉症の症状が強い。 ところがこのシーズンは、美夏Dr.は蕁麻疹が慢性化していて、この半年ずっと抗アレルギー剤を内服しています。そのため、花粉症の症状はかなり抑えられていてくしゃみも鼻水もあまり出ていません。本当に症状が軽いので、飛散2週間以上まえから抗アレルギー剤を内服するのが有効であるというエビデンスを自分で確認しちゃいまいした。
それで、筑田Dr.は美夏Dr.の症状が出ていないのだから、もともと軽症の自分は大丈夫だろうと油断していたようです。 少々情けない話なのですが、花粉症の症状が強くて辛かったDr.筑田は即効性のある小青竜湯を内服して何とか乗り切ろうとしました。ところが本人の分析によれば、小青竜湯のなかにはいっている麻黄(エフェドリン)が冠動脈を刺激して、虚血発作を引き起こすようで狭心痛が出たようです。可哀想にーーー。まあ、呼吸器症状がでると循環器症状が誘発されるのは仕方がない。結局小青竜湯が症状を引き起こしたのか、花粉症による上部気道の症状が引き金なのか、その両方なのか美夏Dr.には分かりません。
それで、花粉症です。花粉が皮膚に付着すると、花粉による接触性皮膚炎が出ることがあります。花粉皮膚炎と言います。花粉は水溶性なので、油性の保湿剤である程度予防可能と考えられています。昨年書いた花粉皮膚炎の記事を今回このブログに転載しました。こちら http://mika-clinic-blog.com/2007/01/post_151.php
インフルエンザも結構流行ってきています。本日午後武蔵野医師会からのFaxによれば、武蔵野市の小学校では4クラスインフルエンザ様疾患で学級閉鎖になりました。
具合の悪い皆さまへ お花のお見舞いを送ります。百合の香りが強くないと良いのですがーーー。
今週になってインフルエンザの注意報が出ている県が増えています。http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/new_jmap.html
美夏クリニックでもちらほら拝見しています。
インフルエンザは感染症ですが、体調を整え(過労を避けて十分に睡眠をとり)、マスクの着用、手洗いの励行、不用意に人混みに出ないことで、なるべく発症させないようになさって下さいね。
ワクチンを接種していても、発症する場合があります。感冒(風邪)によく似ているけれど、悪寒発熱関節痛などが強い場合にはインフルエンザの場合があります。また、軽症であっても感染源になりますので、注意が必要です。
咳エチケットは、感染を広げないために重要です。インドネシアでは、鳥インフルエンザによる死亡者数が100人近くになりました。
どうぞ日本国内であっても普通のインフルエンザだからと思わずに、感染を広げないための注意を一人一人が守ることがいずれ皆を守る事になります。
このシーズンはインフルエンザの流行は早く色々心配していました。その割には患者さんの数は比較的少ないかと思っていたら、医療ニュースでは通常より1月近く早く三重県で注意報が出たと書いてありました。美夏クリニックにもインフルエンザの治療に患者さまが時々おいでになっているようです。地図はこちら
中国の父子で発症したインフルエンザは、両方とも鳥インフルエンザでしたが、ヒトーヒト感染だったようですね。幸い遺伝子レベルでは新型インフルエンザにはなっていないらしい。
1月4日付けでIDSC(国立感染症研究所)では鳥インフルエンザが疑われる患者さんを拝見した医療機関向けのガイドラインが出ました。そろそろ水際なのでしょう。WHOの鳥インフルエンザ患者さんの地図はこちら
いや少々気が滅入るような話です。情緒的に反応しても仕方がないので、インフルエンザ脳症ガイドラインやら上記ガイドラインやら、資料に目を通しています。
おかげであんまりブログが書けません。 ちょっとしぼんだ気分をドライフラワーで表してみました。来週になったらパワーアップして書きますので、許してください。
漢方薬は副作用の少なさ、効果の早さなど総合的に考えるとインフルエンザの第一選択薬のように思います。
例えば、体力のまだしっかりした方で、悪寒があり発汗が無い症例では葛根湯(葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、)、あるいは麻黄湯((杏仁、麻黄,桂皮、甘草)を服用すると、悪寒、関節痛はすっかりとれ、発汗を認め解熱し、症状は軽くなります。
これらの薬は鎮痛解熱剤のように体とウイルスの戦い(炎症)を抑えるわけではく、体の抵抗力を増強するように働き、ウイルスの排除を早めます。
これらの漢方薬での治療では、解熱剤投与時と比較して1-2日早く治癒するように感じています。
また、タミフル投与時と遜色ない症状改善効果が発表されています。 治療には正しい診断が必要ですが、インフルエンザの診断には迅速検査キットがありその場(15分)で診断が出来ますので、疑われたときには出来るだけ早く医療機関を受診し、対応をご相談ください
突然の発熱、悪寒、頭痛、関節痛と全身倦怠感を認めたら、今の時期ですとインフルエンザを疑います。
インフルエンザにはどのように対応したら良いでしょうか?
最善の治療法はワクチン接種での予防ですが、罹ってしまった時は、体を暖かくし、安静と充分な栄養と水分の補充が大切です。
抗インフルエンザ薬としてタミフルやリレンザが有りますが、ウイルスを殺すわけではなく増殖を阻害する効果のため、発症48時間以内での服用が効果的です。 早期服用例ではインフルエンザを軽度に抑え、治癒過程も1-2日短縮されます。
しかし、若年者インフルエンザ例ではこの薬使用に関連して死亡症例があり、薬との因果関係の調査研究が進行中です。 インフルエンザでの死亡の危険の高い高齢者、幼児ではこれらの薬の使用も考慮しますが、現在10代の子供では使用が難しくなっています。
この様な中で現在改めて注目されているのが漢方薬です。
この項続きます。インフルエンザばっかりですみません。風邪やインフルエンザなどで調子の悪い人へ、花束を選びました。ネットの中からでごめんなさい。ゆっくりなさってくださいね。やっと筑田Dr.の原稿が送られてきました。それでは筑田先生お願いします。
インフルエンザの感染は、インフルエンザウイルスが気道から入り、その場で増殖する事から始まります。 感染源となるウイルスは、すでに感染している人の咳,くしゃみで周囲に飛び散った微小水滴(エアゾール)として空中にまき散らされます。 ウイルスのひとつひとつがフリーの状態で空中に撒き散らされるのではなく、くしゃみ、咳で感染能力のある様々なサイズの水滴となって広範に撒き散らされる事になります。この水滴(エアゾール)を吸い込んで感染することを、飛沫感染といいます。大体このエアゾールが5μmくらい。
空気中でウイルスを含んだ水滴は少しずつ水分が蒸発して飛沫核とよばれ、長く空中に留まっています。この飛沫核を吸い込んで感染することを、空気感染(飛沫核感染)といいます。
インフルエンザウイルスの粒子そのものは、0.08-0.12μmと言います。するとウイルスのサイズからすると、すでに紹介済みの高性能マスクN95でもウイルス粒子の通過をブロックできません。
咳エチケットの趣旨はインフルエンザ感染者が感染源であるウイルスをまき散らさないことにあります。感染者が最初にはき出すのは、大きな飛沫です。それを広めないようにしようという「エチケット」!!
マスクを感染予防に使用する目的は、気道粘膜というバリアの保護に役に立つこと、またフィルターとして病原体をブロックすることの二つにあります。気道経由でのウイルス感染が成立するには、吸入したウイルスの量が一定以上あることが必要です。すなわちウイルスを含むエアゾールのサイズがある程度以上で、吸入量が多い事が重要なのです。
N95は、ウイルス含入飛沫核も95%以上をマスク上でブロックし、感染成立に必要なウイルス量が気道内に侵入することを防ぐ事が出来るので、予防としてはかなりの効果があると考えられます。SARSのときに実証されています。未知のウイルス感染症や、ワクチンの対応ができない新型インフルエンザに対してはN95はウイルス透過を下げる感染予防として推奨されます。
そして普通のマスクであっても、1、気道粘膜のウイルスに対する防御力(バリア機能)を個体として保つ。2、自分が感染してしまったウイルスを飛沫核として外部へ放出しない。の二つの目的には敵います。
普通のマスクで、インフルエンザ発症率が下がっているっていうウェブサイトはこちらでしたhttp://www.unicharm.co.jp/company/news/2007/07nov-1.html
もちろん価格が高い事もありますが、細かい粒子を通さないということは、空気の流れも遮断しやすいということの裏表です。つまりとても息苦しい。 長時間の着用には、不向きです。
もっと詳しい話をと思っていますけれど、筑田DR.は遅筆なので、とりあえず昨日の種明かしだけしておきますね。
マスクといえど、色々な種類があります。
いわゆるサージカルマスク。不織布が何枚か重ねられて出来ています。鼻にフィットするようにワイヤーが上の部分についています。同じ形でひもで結ぶものもあり、そちらの方が密着度が高い 。
3層構造で、特殊フィルターが入っているため3μmまで捕集出来るんですって。
頬の部分、鼻の横、あごなどで隙間が出来ているような掛け方をしたら失格ですね。
美夏Dr.はこのところ朝起きるとのどが乾燥して調子が悪いので、このマスクをしたまま寝ています。あさ起きるときには鼻がマスクの外に出ちゃっていますけれど、のどの調子は乾燥から少し守られていて、風邪気味の時には良い。
これがN95という規格を通ったマスクで、ウイルスをあまり通さないとされています。このマスクは麻疹が流行っているという話で、この春から美夏クリニックで状況によって使用しているものです。N95っていうのは、USAの国立労働安全衛生研究所が(労働省みたいなところ?)作った基準で、0.3μm以上の微粒子を95%カットできるマスクです。
どこかの映画でも見られましたね。
N95のような高機能マスクではなくても、ウイルスを通過させてしまうフィルターのマスクであっても、なぜウイルス性の呼吸器感染症でも推奨されるのか、次回をお楽しみに。Dr.筑田に引き継ぎます。
少し本日のポイント。フィルター性能と密着性でマスクの機能は決まる。さて他の要素は何か?
中国で鳥インフルエンザがヒトからヒトへ感染したかもしれないというニュースがありました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071208-00000008-rcdc-cn
ヒトからヒトへではなくて、家禽からのものだったとのニュースもあるようです。
同じウイルスがヒトからヒトへと感染するようになると、新型インフルエンザと呼ばれます。今まではフェーズ3で、ヒト→ヒト感染はありませんでした。だんだんリスクがあがってきて、怖いですねえ。昨日の咳エチケットの話などを調べていても、新型インフルエンザのパンデミックに備えたキャンペーンであることが分かります。うーん、いずれにしても時間の問題のようです。
昨シーズンも心配していました。このシーズンはさらに心配です。
インフルエンザや感冒など呼吸器感染症の予防に厚生労働省が「咳エチケット」という呼びかけをしています。http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html
引用しますね。
「咳エチケット」
○ 咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけ1m以上離れる。
○ 呼吸器系分泌物(鼻汁・痰など)を含んだティッシュをすぐに蓋付きの廃棄物箱に捨てられる環境を整える。
○ 咳をしている人にマスクの着用を促す。
○ マスクの装着は説明書をよく読んで、正しく着用する。
咳エチケットの趣旨は、感染性病原体をばらまかないようにしようだと思います。そしてマスクをすることで、呼吸器感染症の発症のリスクも下げられます。(吸い込むウイルス量がへるのと、多分バリアが保たれやすくなる) インフルエンザの発症率をマスクをしなかった人ではしていた人の数倍と書いてあるウェブページも拝見致しました。
美夏Dr.は先週末少々風邪気味で、葛根湯で抑えていました。おかげさまにて元気なのですが、少々まだ咳が出ます。マスクをしていると、マスクの中が温度と湿度が保たれ、他の人にウイルスをばらまかないのみならず、調子の悪いのどや呼吸が楽になるのが分かります。
気道粘膜も皮膚と同じように、外の環境から内なる自分を守るバリアです。気道粘膜には繊毛といって細かい毛のようなものがあって、異物を排除しようとしています。また粘液で覆われ、その粘液のなかには異物を排除する抗体(IgA)など免疫物質が含まれています。そのバリアは乾燥や低温で損傷しやすく、マスクで覆って湿度と温度を保てばバリアを保護することにもなる訳です。
実際にはウイルスはマスクを透過します。そのあたりを次回書いてみます。
個々の人がワクチン接種を受けるかどうかは、疾病にかかるリスクとワクチン接種の合併症のリスクでどちらが得かで決めることになります。疾患の重症度が高くて、ワクチン接種のリスクが低ければ、接種をしたほうが好ましい。
大きな集団での損得を考える分野を、公衆衛生といいます。感染症(病原体)そのものが無くなれば、その感染症にかかる個人はなくなります。また感染症の発生率が下がれば、その疾病に感染する確率が下がります。
その大規模な集団でワクチン接種が有効であったかどうかを検討した論文がJAMA.2007Nov 14;298(18):2155-63に発表されました。抄録からご紹介します。JAMAはUSAの医学雑誌です。
比較検証された疾患は、ワクチンで予防可能な13疾患です。ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、はしか、流行性耳下腺炎、風疹、侵襲性インフルエンザ桿菌b型(Hib)、急性B型肝炎、A型肝炎、水痘、肺炎球菌性肺炎そして天然痘です。
これらの罹患率、死亡率について最近のデータ(2004年、2006年)と、代表的な過去の臨床比較データと比較して検証しています。結果は1980年にワクチンによる予防を薦める以前と比較しています。
1、ジフテリア、風疹、百日咳と破傷風では罹患数では92%、死亡率では99%以上の減少を認めた。
2、地域流行性のポリオ、はしか、風疹の流行は米国から排除された。
3、天然痘に至っては世界中から絶滅させた。
4、その他の疾患では1980年来80%以上の減少を認めている。
5、そして、肺炎球菌性肺炎では34%の罹患者減少、25%の死亡率減少を認めた。
この様にワクチン接種は病気を未然に防ぐ最も強力な手段である事が検証されています。
今年は例年より早くインフルエンザ流行期が始まりましたが、ワクチン接種を早く済ませておいた方が自分を守る最善の手段です。 特に受験生、高齢者、慢性呼吸器疾患、糖尿病、慢性腎疾患や慢性肝炎の方、そして免疫不全の可能性ある人では1回のワクチンより、2回接種がより予防効果が確実と思います。
海外旅行予定者も、飛行機内では呼吸器感染しやすいため、早めの対策をお勧めします。 旅行地域によってはインフルエンザ以外に、肝炎、日本脳炎、破傷風のワクチンも考慮した方が良いでしょう。
私たちの体には自然治癒能力があります。 感染症では、細菌やウイルスなどの病原体が体内に入り込むと免疫機構がはたらいて、その病原体を駆逐し、傷んだ部分を修復し、元の元気な身体に戻してゆきます。反対に敵(病原体など)の勢力があまりにも強力なときには、防衛能力も及ばず身体は降伏し、死んでしまいます。
免疫はいわば生き物の身体を守る軍隊です。
免疫機構を高める方法ーーそれがワクチン(予防接種)
ワクチンの接種はいわば予行演習。少量で場合によって活性を抑えた病原体を身体の中に注射で入れるのがワクチン。身体(免疫)が勝つように設計されています。
敵の性質を一度ワクチンで学ぶと、免疫という軍隊はその病原体に対して戦う効果的な戦術を身につけます。武器の数(抗体など)も増えます。そして再度その病原体の進入があったとき(本番ですね)には、速やかに防衛体制をとり強力に病原体を排除します。
この仕組みは免疫と呼ばれ、コンピューターシステムのように極めて精巧にプログラム形成されています。 この仕組みを最初に応用したのが1879年にジェンナーが行った種痘です。(天然痘に対して)
医学の進歩により、感染症の原因として多様な細菌やウイルスの発見が発見され、治療薬として、ペニシリン等の抗生物質が発見され、細菌感染症の多くはある程度制御できるようになりました。しかし、ウイルスに関しては、まだ完全に制御できる段階には至っていません。
抗ウイルス薬がまだ限られている上、ウイルスは突然変異によって形を変え、薬にたいする耐性を持ちやすい(効いていたはずの薬が効かなくなる)からです。そのためウイルスによる疾患や強力な毒素を持った細菌による疾患では、ワクチン接種が大きな効力を発揮します。
2007年11月号の米国の医学雑誌JAMAに、これらワクチン療法の効果が検証発表されていました。次回説明します。
穏やかで暖かい日が続いています。今年はノロウイルスの流行はありましたけれど、インフルエンザの患者さんも少なくよい冬だと思っていました。 でも国立感染症研究所によると、報告数がインフルエンザの全国的な流行開始を示唆する1.0を越したそうです。(定点数)
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/YR06/flu3-2007/jmap03.html
午前中は、患者さんの数も少なく思わずスタッフに呼びかけて、予防接種の2回目(追加接種)を皆で致しました。幸いなことにまだ新型インフルエンザの報告は国内ではないようです。このまま無事で過ぎ、次のシーズンではワクチンが出来ていることを祈ります。
ワクチンの製造って、かなり時間がかかるのでしょうか?美夏Dr.にはわかりません。
インフルエンザって本当に辛いんですよね。皆さまもお気をつけて
2回の予防接種(追加接種)が勧められるのは、高齢者、幼少児、基礎疾患を持つ人だと思います。
美夏Dr.は追加接種の適応には当てはまりません。でも以前一回接種後ウイルスのタイプは合ってたのにかかってしまい、とても辛かったので追加接種致しました。
どんな病気であっても、完全な治療や完全な予防方法というものは存在しませんが、それでも確率的により安全なほうがうれしいですよね。
posted at 2007/02/01 16:57 | kojitomika |
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