抗アレルギー剤の最近のブログ記事
この1年間薬を飲まないと蕁麻疹が再燃してくるわたくしは、抗ヒスタミン剤なしでは過ごせません。
抗ヒスタミン剤は、アトピー性皮膚炎や慢性湿疹などの痒みを抑えるためにも処方するのですが、その効き方は自分で使用してみると良く分ります。
端的にお話すれば、毎日抗ヒスタミン剤をのんでいるわたくしは、それにもかかわらず、あちこちポリポリ搔いています。つまり、痒いーー。
それに引き換え、蕁麻疹やアレルギー性鼻炎は飲んでいれば症状はかなり抑えられます。蕁麻疹は少なくとも肉眼的には出てこないし、鼻の症状もはっきりと軽くなる。
痒みについて抗ヒスタミン剤の効果がはっきりしないと言っても、身体の内から湧き上がってくるような痒みが、ある程度抑えられていると感じています。眠っている間にあちらこちら掻きすぎて、朝起きたら出血した跡があるような場合には、夜中に掻き壊すのを防ぐには悪くない。起きているときには、冷やしてね。
その抗ヒスタミン剤の欠点
1、眠気
2、集中力、注意力、認知機能の低下
3、つまり鎮静作用
ですね。自動車の運転の前には内服しないほうが良いわけです。色々な薬を内服してみると、かなり体調によってこの眠気や鎮静作用の現れ方が違うことがわかります。ご自分に合った内服方法(体調別時間別に内服薬を変えられるように)を探しておかれると便利だと思います。
抗アレルギー剤の過去の記事はこちら
武蔵野皮膚疾患病診連携研究会という集まりが、9日にありました。スギ花粉皮膚炎の話が面白かったのですが、これはまたシーズンに入ってからさせていただくことにして、抗アレルギー剤について話題がありましたので、そちらを書きます。
もともと抗アレルギー剤は、蕁麻疹や花粉症などに良く処方される薬です。美夏Dr.は「痒い人」です。蕁麻疹が時々出ますし、スギの花粉症も重症で、1年のうち2―3か月は抗アレルギー剤のお世話になります。
この抗アレルギー剤は、アトピー性皮膚炎などの痒みを抑える薬としても処方されます。
今回の研究会でビデオで流された話題は
アトピー性皮膚炎の患者さんのなかで、アレロックという抗アレルギー剤と外用薬(塗り薬)を最低2週間併用して、痒みが消失またはほぼ消失した患者さんをまず選択しました。その患者さんを二つのグループに分け、けてその後12週にわたって外用薬と抗アレルギー剤を連続して併用した群と、外用薬は併用し抗アレルギー剤を痒みの起きたときのみ使った群で比較しました。
今回の試験は1094例という大規模試験でした。その結果眠気などのトラブルは軽いもので19例のみ。試験終了後抗アレルギー薬(この場合アレロック)を連続して投与された群では68%で痒みの再発が抑えられ、間歇的投与群(痒いときのみ内服した群)では56%で痒みの再発が抑えられたそうです。
つまり、アトピー性皮膚炎の患者さんで内服で痒みが抑えられる人は、12週痒くても痒くなくても抗アレルギー薬の内服を続ければ、痒みの再発が少ないという結果だった。つまり100人のうち12人は継続して内服したほうが痒みの再発は少ない。
なかなか微妙な結果ですね。あまり抗アレルギー薬で眠気やふらつきが出ない人には、良いかもしれません。
痒みや花粉症の話がメインの研究会で、ポリポリあちらこちら掻きながら、お話を聞いている美夏Dr.は少々恥ずかしかった。まあ自分が痒いと、痒い患者さんの気持ちは分かるので、その点ではメリットです。
また美夏Dr.は、内服薬のコンプライアンスが悪いので(と書くとかっこよく聞こえますが、単にすぐに飲み忘れてしまうだけ)、12週アレロックを内服し続けるのは大変です。でも花粉症の時期は飲まないと生活できないので、その時期にポリポリ引っかいている頻度が下がるかどうか、面倒くさがり屋ナースにカウントしてもらって、結果を出してみましょうか?
posted at 2006/11/11 14:00 | kojitomika |
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